Appleギフト券買取を実際にやってみた
Appleギフトカード買取とは、クレジットカードでAppleギフトカードを購入し、電子ギフト券買取業者に売却するという現金化手法です。
言葉にすると大変シンプルですが、どのように購入するのか、どのように申し込みをすればよいのか、どのような業者を選べば良いのか等、悩むポイントも多いのではないでしょうか。
Appleギフトカードの購入から振り込みまでの様子、買取業者へ電話取材を実施した際の質疑応答等をまとめましたので、全体の大まかな流れを知りたい方はぜひご参考ください。
なぜ買取業者を利用するのか
せっかくAppleギフトカードを貰ったけど使う予定がない
効率良くクレジットカード現金化をしたい
など、Appleギフトカード買取は様々なシーンで活用されています。
なぜ電子ギフト券専門の買取業者を利用するのかというと、国内の大手金券ショップ(大黒屋やアクセスチケット等)ではAppleギフトカードの買取を行っていないためです。(AppleがAppleギフトカードの譲渡を禁止している点、デパート系の商品券とは違って真贋の判断ができない点等が、買取不可の主な理由と言われています)
さらに、主要なフリマアプリやオークションサイトでは金券類の出品が禁止されており、個人売買で処分するという方法が執れません。
したがって、現在では専門の買取業者に売却する方法が一般的な処分手段と言えます。
買取業者を実際に取材
買取業者もビジネスでAppleギフトカードを買い取っているため、当然ギフト券の額面をそのままの金額で現金にすることはできません。
しかしながら、換金率は業者によって換金率は大きく異なります(A社は90%・B社は85%など)ので、よりお得に換金できる業者を選ぶことは可能です。
電子ギフト券専門買取サービスの老舗「プリズムワールド」様に取材を実施し、どのように換金率が決められているのか、振込までに要する時間、お得に利用する方法等をお聞きしました。
質問その1換金率について
Appleギフトカードの換金率相場を教えてください。また、換金率はいつ、どのように決めているのでしょうか。
ここ数年ではAppleギフトカードは90%前後で買い取らせていただくケースが多くなっています。換金率については、弊社の在庫や需要の様子、全国的な相場などを加味しつつ、毎日変更しております。
質問その2振込までに要する時間
振込までにどのくらいの時間が掛かりますか?
所謂「メールタイプ」と呼ばれるものに関しては、混み合っていなければ20分程度(混んでいるときは60分程度)でお振込みが可能です。なお、お申し込みの際に、ギフト券番号や依頼主様の本人確認のご提示(運転免許証・マイナンバーカード等の画像添付)が必要ですので、お急ぎの際は予めご準備いただきますとお取引をスムーズに進めることができます。「カードタイプ」の場合は現物を確認してからの買取となりますので、弊社に到達後1営業日でお振込みさせていただいております。
質問その3買取までの流れ
申込から買取までどのような流れをとるのか教えてください。
大まかにではありますが「①お申し込み」「②弊社からのご連絡」「③お振込み」の3ステップとお考えください。古本屋やゲームショップ、リサイクルショップ、チケットショップ等での売却と基本的には同じです。なお、メールタイプのAppleギフトカードには実体がありませんので、ギフト券番号をご教授いただくことでお引渡し完了とさせていただいております。
質問その4個人情報の取り扱い
お申し込みの際、どのような情報を提供する必要があるのでしょうか。また、個人情報を提供すると営業が増えるのではないでしょうか。
ご本人様の氏名や住所など、ご本人様の特定に関連する事項を確認させていただいております。この手続きを「本人確認」といい、古物営業法によって義務付けられています。また、お申し込み時には「お売りになりたいギフト券番号」「メールアドレス」「お振込み用の銀行口座」をご入力いただいております。なお、弊社から営業電話をさせていただくことは一切ございませんのでご安心ください。(ご希望されるお客様にのみ、お得な情報をメール又はLINEにてご案内しております。)
質問その5お得に利用する方法
お得に利用する方法があればお教えください。
よりお得に利用するのであれば「換金する時期」「ギフト券の種類」に着目しましょう。月末から月初はお申込みが多く、ギフト券の在庫がグッと増えるため、換金率が下がる傾向にあります。そのため、換金する時期は比較的空いている「月の中旬頃」がおすすめです。また、換金する電子ギフト券は「Appleギフトカード」の方が、換金率が高いためおすすめです。現金化目的のご利用かつまだギフト券を購入していないのであればAppleギフトカードを選ぶと良いでしょう。
Appleギフトカードの購入方法
売るためのAppleギフトカードが手元に無いと始まらない…という事で実際に購入してみたいと思います。
今回はApple公式サイトでの購入方法を紹介してまいります。
公式や各ECサイトで購入できるAppleギフトカードは「Eメールタイプ」のみですので、デザインや金額などを選択して進んでゆけばOKです。
メッセージは特に不要ですが、クレジットカード会社への対策(バレないように)として別アカウントを用意し、画像の変更及びメッセージを付けておくことをおすすめいたします。
その後Appleから購入完了メールが届き、購入が完了します。(この際、チャージをしてしまうと売却できなくなってしまうためご注意ください。)
なお、楽天市場での購入の場合はLINEで受け取ることも可能です。
実際に換金してみた
それでは、いよいよ購入したギフト券を換金してみたいと思います。
お申込み前に以下の書類をお手元に用意しておくと手続きがスムーズです。
メールタイプの場合はAppleより届いたメール、カードタイプの場合には現物を手元にご用意ください。
Appleギフトカード買取は古物の売買になりますので、業者側は古物営業法に基づく本人確認をしなければなりません。業者によってことなりますが、お申し込みの際に運転免許証・マイナンバーカードなどの画像を添付する方法が一般的です。
代金を振り込むための口座をご準備ください。銀行口座の種類によって振込料金が異なる業者もいます(例えば、ゆうちょ銀行は無料など)ので、公式サイトもしっかりとチェックしておきましょう。
次は申込フォームへの入力です。
今回はプリズムワールド社が運営するAppleギフトカード買取サービス「買取漫才」に申し込んでみたいと思います。
まずは、申込フォームに基本情報(売却したいAppleギフトカードの合計金額・住所・氏名・連絡差・振込等)を入力していきます。
この際、運転免許証や保険証等の画像添付が必要となりますのであらかじめ撮影しておくと良いでしょう。
5分ほどして担当者から本日の換金率の案内や意思確認の電話が入り、特段難しいこともなく申し込み手続きは全て完了しました。
なお、同日の換金率91.5%表記でしたが、初回利用の93%・振込手数料無料(利用額が1万円以上であったため)が適用され、最終的な振込額は「9,300円」となりました。
Appleギフトカードの引渡し方法については、メールタイプの場合は「ギフト券番号を伝える」、カードタイプの場合は「現物を引渡す」というのが一般的です。
具体的な手順については業者側から指示があるかと思いますので、指示に従って対応するようにしてください。
手続きが完了しましたら、いよいよ買取代金が振り込まれます。
一般的には業者側に引渡しが完了してから5~10分で振込が完了しますが、混雑状況によっては30~60分掛かってしまう場合もありますのでご注意ください。
手続きが完了してから5分ほどが経過した時点で、入金がなされているのかを確認してみたいと思います。
申し込み時に入力した口座を開いたところ、入金されていることが確認できました。
事前に提示を受けていた通りの金額で、時間は約10分といった所でしょうか。
使ってみた感想
まず、一般的な金券の売却とは異なりショップに足を運ぶ必要がないため、効率的かつスムーズだと感じました。
また「換金率が高い」「10分足らずで現金化できる」「申し込みが簡単」という点も、Appleギフトカード買取の大きな魅力だと思います。
デメリット又は改善してもらいたい箇所を挙げるとすれば「振込手数料が掛かってしまう」「本人確認が面倒」という点でしょうか。
プリズムワールド社の場合、ゆうちょ銀行だと100円、PayPay銀行・みずほ銀行及びその他金融機関だと129円の振込手数料が掛かります。
手数料に関する取り扱いは買取業者によって大きく異なりますので、お持ちの口座や利用する金額によって手数料がいくらになるのか、あらかじめ確認しておいた方が良さそうです。
本人確認手続は古物営業法で義務付けられた手続きのため省略は難しいのですが、身分証明書が無い方は利用できないという点は一つのデメリットかなと感じました。
しかしながら、換金率90%超はやはり魅力的です。
さらに、スピードと手軽さは従来の「クレジットカード現金化業者を用いた方法」の利便性を遥かに上回っており、新たな現金化手法として大いなる可能性を感じました。
現在大手金券ショップでは買取を行っていない事を鑑みると、換金率93%は非常に高く「要らなくなったから普通に買い取って貰いたい」という方からの需要は更に高まっていくものと予想します。
換金率・スピードアップ・利便性の更なる向上に期待しましょう。